- 相続税、贈与税の算定基準になり、国税局が公表する価格です。
- 1月1日時点で、それまでの1年間を集計したデータです。
- 今は、それから6ヶ月後のタイムラグがあることを考慮して判断する必要があります。
過去の不動産価格の歴史の概略と、2008年分路線価とをあわせ見て、ご自分の不動産の将来計画に役立てて下さい。
1990年まで
人口増加と高度成長の波に乗り、不動産価格は右肩上がりだった。又、草をはやしていても、持ってさえいれば良い状況だった。(不動産神話)この時は全国一律に上昇していた。
1990年(バブルピーク)
国策(融資総量規制、国土法強化、譲渡所得税住民税増税)により劇的に不動産価格を引き下げた。(バブル崩壊)
2008年(現在)
劇的に下がった結果、全産業が不況になってしまった。地方(広島を含む)の売買価格は今だに、下げ止まらない地域が大部分あります。又、不動産ごとの価格格差( 二極化) が大きくなっている。
2008年分路線価についての中国新聞(2008年7月2日)の見出しです
- 中国地方路線価初の下げ止まり。(1面)
- 全国、3大都市圏伸び鈍化(1面)
- 地域の 二極化 より鮮明(7面)
- JR広島駅周辺 新球場効果続々アップ(7面)
- 都市圏全体は冷え込みか(7面)
- 主要都市持ち直し拡大(13面)
- 呉市や東広島再開発が下支え(13面)
日銀短観(6面)
- 中国地方6期続き悪化
- 景況感広島もマイナス
2008年7月現在の影響力の強いキーワード
サブプライム問題、ガソリン180円超え、物価値上げ、少子化、年金問題、非正規雇用
大きな流れは、バブル崩壊以降下がり続けたものが、大企業輸出企業の主導で持ち直しかけていた所へ、サブプライム問題、資源高騰により、また沈みかけている、という状況だと思います。不動産の 二極化 を理解して、
良い極
- 売ろうとしたときに早く買い手が付く不動産
- 貸そうとしたときに早く借り手が付く不動産
にしておく工夫が大切ですね。