中古住宅を消費者が安心して購入できるよう国土交通省は平成21年2月19日、欠陥が見つかった中古住宅の補修費を売主に保証する保険制度を2010年度を目途に導入する方針を固めた。中古住宅のリフォームについても、業者が提案した工事内容や費用が適正かどうかを別の業者らが事前に診断する制度を導入する。
- 新築住宅を買った人を保護する特定住宅瑕疵担保責任履行確保法を必要に応じて改正するなどして実現を図る。
- 売主に任意で加入を求める。
- 超音波や目視による耐久性や安全性などのチェックを条件とする方針。
- リフォーム診断制度は、不要なリフォームの押し付けなどによるトラブルを防ぐ目的、統一の診断書の発行も検討する。
(平成21年2月20日 中国新聞)
安心できる不動産売買の最近の歴史
- 2000年4月…住宅品確法(新築、業者義務)
- 2002年12月…中古住宅、住宅性能表示制度(任意)
- 2008年10月…住宅瑕疵担保履行法(新築、業者義務)
- 2010年目標…中古住宅の補修費保険制度(任意予定)
少しずつ、より安心できる不動産取引へ前進している様子が伺えます。が、もう一歩踏み込んで『エスクロー』 (不動産取引の安全を確保するためにアメリカで発達した仕組み。2007年8月27日不動産売買の処方箋参照)を法律的な仕組みとして、一刻も早く実現できることを願っています。
世の中の全てに、安心、安全が気になる昨今です。こんないい情報が出る都度、「ほっとします」