「取引の安全性を保証するサービスのこと」(IT用語辞典より)
アメリカ の不動産業界では、1947年から「エスクロー免許法」として施行されているということです。
不動産取引をする時は、エスクロー会社を通さないと取引ができないという仕組みになっています。前々回に書いた 一方代理 と同様に経験から生まれた仕組みです。 これは消費者保護の目的で利用されています。特に建物に対する安心を得るために、建物の検査報告書をエスクロー会社が説明をする。欠陥があれば、買主に報告説明をする流れになっているそうです。
日本 の、建物に対する安心の現状は
「重要事項説明書」と「付帯設備等および物件状況報告書」
来年の通常国会での成立を目指すという「 家歴書 」(2007年4月13日掲載)
すでに実施されている制度としては
既存(中古)住宅性能表示制度、既存(中古)住宅保証制度があります。
すべての住宅に適用はできませんが、要件に合う住宅の売買には、売主買主双方の安心のために、不動産売買契約に際して取り入れたい制度です。少なくとも、内容を知っておくことは大事です。営業担当者に説明を求めましょう。