トラブルの行き着く先は『裁判』になってしまいます。
『不安』は分からないままにしておくから、だんだん大きくなるのです。不安の正体を知れば、小さくなり、解消に向けて動き始めれば解消できます。
さあ、始めましょう。
【知る】
- 不動産取引は利益相反という事を知る。
- 裁判事例を1つ2つ、安心するために知る。(多くを見すぎると自分を迷わすだけです)
国土交通省製作の不動産トラブル事例データベースで裁判のあり方の概略を知っておく。 - 売主しか知らない事、家土地の履歴とキズ等を早く正確に担当者に伝える事が安心の源という事を知る。
【トラブルにならないための作業実行】
- 査定段階
売主が担当者へ、キズの箇所と程度を申告し、担当者はキズを含んだ査定価格として報告し、販売価格を売主と相談決定する。 - 買主案内時
現場を見ながら、キズの箇所、程度を説明して、納得を頂く。 - 交渉時
キズ、故障の箇所と程度を含んだ金額として交渉し、現状有姿による売買契約に双方が合意する。 - 売買契約書第1条、10条、12条に約束を明記する。
- 売主買主双方が、『気持ちの良いより取り引き』だったと思い合える状態を目標に仲介配慮を期間中ずーっと実行する。
これで、不安解消です。
利益相反取引を安全に完了するには、『行き届いた気配り』だと思います。
追伸
足利事件の菅谷利和さんと石川正一郎栃木県警本部長の『一瞬の会話』(平成21年6月17日)の中に、トラブルに対する『人間のあり方』を見ました。ありがとうございました。