【結論】
『不動産神話は崩壊した』
理論的には値上がりも有り得ますが、現実の可能性は少ないと考えて自分の対策を立ておくのも安心の一つです。また『全ての不動産価格が上がる』から、『限られた要素を持つ不動産だけが上がる』に変わりました。この変化に対応した対策を立ててください。
『不動産は所有してさえいれば良い、から利用価値がなければ意味がない時代へ変わった』
収益力や利用価値のある不動産は今まで通り値上がりする可能性があります。この視点にかなわない不動産の場合、相談改善が必要です。
【理由】
不動産売買価格:需要と供給のバランスによって決まります。
※買主の数が売主の数より多い『時代』や『物件』は値上がりすると言う事です。
今後の見通し
- 少子高齢化社会が進む→買主数の減少要因
- グローバル社会が進む→買主数の減少要因
- 農地の宅地化が進む→売主数の増加要因
- 雇用悪化→買主数の減少要因
- 家の所有意欲は根強い→買主数の増加要因
- 預金金利が低い時代→買主数の増加要因
これらの理由から、新たな買主増加要因が出ない限り、全般的な値上がりの可能性はないという事だと思います。
【不動産所有者の対策】
時代背景を見通して『売ろうとした時、早く買主が見つかり,貸そうとした時、他より早く借主が見つかる不動産にしておく努力を続ける。』事が重要です。時代は『2008年総務省調査、空家最高更新756万戸13.1%』という状態です。
対策の一つとして、右腕(自分の立場に立って相談、実行してくれる不動産仲介業者)を持ち続け、いつでも相談が出来、アドバイスを受けられる体勢を整えておくのも良いでしょう。
相談例
- ここを、こんな理由で、こう改修すればより競争力のある不動産に出来る。
- こういう理由で、こういう場所の、こんな物件に買い換えておけば次世代にも通用する。
民主党政策集INDEX2009国土交通の中に『一つの業者が売り手と買い手の両方から手数料を取る両手取引を原則禁止とします。』とあります。
不動産セラーズが行っている仲介取引、『家、土地、マンションを売りたい人の専門店』 『一方代理に徹する不動産仲介会社』とは、この考え方です。※アメリカの30以上の州で既に実行されています。
『両手取引をしない』思想で、売主様にとっての本当の右腕と感じていただける仕事を実践しています。