日本の不動産流通業は、米国のビジネスモデルを追随する形で進化しています。
米国では、1995年にバイヤーズエージェンシーローという法律が施行され、すでに30州以上で適用されているとのことです。
売主側代理人(セラーズエージェント)と買主側代理人(バイヤーズエージェント)が明確に分けられており、双方の代理をする場合は事前に書類で了解を得ることなど、厳しい制約があるということです。
その根底にあるものは、「利益相反の徹底排除」という考え方の実現です。
不動産セラーズの理念
一方代理の良い点を重視した仕組みです。「お客様にとって本当に良いサービスとは?」と考えた時に、双方代理より、一方代理という考え方に行き着きました。私が売主の時、仲介を任せる人に要求したいのは、「私の右腕と感じさせてくれる人や会社があれば安心なのに」ということに尽きます。私(売主)も、相手様(買主)も、双方の世話を一人の人がしている形態では、そう感じられない時があります。
これがまさに 「利益 相反の排除 」 という意味では当然の姿(理念)だと思います。
自分が判らない分野には自分に忠実な 「 右腕 」 が欲しい、と思うのが人の自然な気持ちと考えて日々取り組んでいます。