不動産用語は難解です。不動産業者は毎日仕事の中で使っていますが、売主様は初めて聞くことが多いと思います。『価格』もその一つです。全体像を書いて見ます。
【売買価格】
- 契約価格、成約価格と同じ意味です。
- 売主買主双方が合意した価格です。
- 売買契約書 に記入する価格です。
【査定価格】
- 売り出し価格を決めるための根拠となる価格です。
- 取引事例比較法、収益還元法等で算出して売主様に報告があります。
【媒介価格】
- 売却依頼を頂く時に交わす契約書を 媒介契約書 と言います。
- この中で、売主様の売却希望額として明記する価格の事です。
【売り出し価格、販売価格】
- 買主様に広く告知する価格です。
- 査定価格を参考にして売主様と担当営業社員(右腕)とで協議して決定です。
- 媒介価格と同じが一般的です。
ここまでが、売買に関する名称です。
以下は税金額算出等のための公的評価に使う名称です。
- 【公示価格】:国土交通省
- 【路線価、相続税評価額】:国税庁
- 【固定資産税評価額】:市町村の税務課
以上ぐらいにざっと目を通しておかれれば、迷わないと思います。
『売主様がざっと理解していただいて、ご自分が選んだ 右腕(営業担当者)に任せる。』と言う形で売却に入れば、売却期間中ずっと安心できると思います。100回目の独り言でした。