不動産を取り巻く「世の中の変化」の大きな一つが住宅の「性能評価」と「保証制度」です。新築住宅(建築業者、宅地建物取引業者)、中古住宅(個人)ともに制度化されました。特に新築は全ての住宅への制度ですが、個人が売主の中古住宅は任意の制度です。
中古住宅の売却に際しては、売主様には瑕疵担保責任があります。今後益々、弁護士を増やす傾向にもあり、訴訟社会へ移行しそうです。ですから、住宅性能を第三者機関で調査、表示してもらい、買主様に納得の上で契約してもらえば、双方が安心を得る事ができます。1947年から、アメリカの不動産業界では、「エスクロー」(詳述は当ブログ.2007年8月27日付け「エスクローとは?」で)という名で取引の安全性を保証しているそうです。
若干の費用はかかりますが、安心安全を考えれば、うれしい制度だと思います。
- 既存(中古)住宅性能表示制度、既存(中古)住宅保証制度 が正式名称です。
- 適応可能な住宅の場合、価格査定段階で、営業担当者から説明があると思います。
重要事項説明書
【13.住宅性能評価を受けた新築住宅である場合】
の項目に出てきます。
当然ではありますが、見えないところへの気配りが行き届いていると、買う方は納得→安心→決断と心が動くものだと実感しています。その気配りの一つがこの制度だと思います