【結論】
不動産売買は利益相反取引です。相手様(買主様)がいて初めて成立します。したがって正しい説明をした場合、一方だけが有利になる取引はあり得ません。しかし、『自分が納得できる方法』はあります。
自分が心から納得できる方法
以下に示す2つのポイントを気をつけて頂ければ不動産売却において納得が得られると思います。
1つ目の納得=価格に対する納得
- 近隣の取引実例価格を調査して、教えてもらえた。
- 国土交通省の査定マニュアルで算出した査定価格を教えてもらえた。
- 近隣の同程度不動産の販売中価格を調査して教えてもらえた。
- 1週間程度で売れるであろう価格を教えてもらえた。
- 3ヶ月以内で売れるであろう価格を教えてもらえた。
- 時間はかかっても、売れる可能性のある上限価格を教えてもらえた。
- 絶対的に売れないであろう価格帯を教えてもらえた。
以上を、データを示しながら教えてもらえたら価格については納得できます。
2つ目の納得=仲介(取引)形態で得られる納得
一方代理に徹する仲介で媒介契約を結ぶ
『自分に忠実な立場を通している』と感じられる唯一の仲介形態です。一つの契約で、売主買主双方の代理をしない考えに徹し、片方の手数料を放棄して始めることで、売主様に忠実であることの安心と納得を得ていただく思想です。
※裁判制度における弁護士の双方代理禁止の考え方です。
【具体的イメージ】
- 売主買主がそれぞれに仲介業者を立てて媒介契約を結んでスタート
- 売主様が自分の仲介業者に、『自分の思いと希望』を心置きなく伝える
- 売主側仲介業者が、売主様の『思いと希望』を100%買主様側に主張し切った上で交渉が始り、
- 売主様側と買主様側が主張を交わして、譲るべき所を譲り合っていただいて、合意する。
こんなプロセスを双方がイメージできていれば、出た結果に双方が納得です。
【提案】
不動産セラーズのホームページを見てください。
民主党政権発足から48日です。少し変化しそうだと感じ始めています。民主党マニフェストの中にも『一方代理仲介』がありました。