『ノンリコース』とは、その資産以外に債権の取立てが及ばないと言う意味。日本の住宅ローンは現在は担保融資(リコースローン)である。
(不動産用語集より)
- 『責任財産限定型ローン』
- 主に不動産分野で用いられ、米国では普及している。
- 貸付の際に重視されるのは借主の返済能力よりも、責任財産として設定した物件の収益性が重視される。
- 現状は、外資系及びメガバンク、農林中金、信金中金などに限られている。
- 現状は、賃貸オフィスビル等毎月の収益の見込める不動産が対象となる貸付スキームである。
(ウィキペディアより)
【今起きている問題点】
バブル崩壊、世界同時不況と連続して私たちの生活を不安に陥れています。不動産売却相談の内容も経済悪化を反映しています。以下は悪化データの一例です
- 雇用環境の悪化
- 住宅ローン延滞率が前年同期を上回っている
- 借り手が返せなくなり、保証会社が肩代わりした代位弁済の件数は10行で増え増加幅が6割に達した所もある。
- 実際に返済が遅れなくても、返済が困難になったため、毎月の支払額を減らすなど途中で返済条件を緩めた件数は11行全てで増えている。
- 2010年春にかけ、延滞はさらに増えるとの見方である。
- 大阪地裁の09年度の競売数は前年同期比3割増のペース。
(2009年9月30日日本経済新聞、関西地銀11行の調査回答より)
【不動産売買現場で起きている事】
- 売却価格が購入価格を大きく下回る
- 住宅ローン残債額が売却可能価格を上回る。年々乖離幅が大きくなっている。
- 売却のために追加資金を必要とし、売ることさえも出来ない。
- リコースローンのために、生活の全てが破壊されている。
モラトリアム法案を成立させて一つの前進がありましたが、もう一つ、
民主党政策集 INDEX 2009 の
『住宅ローンをノンリコース(不遡及)型にする環境も整えます。』
この政策実現が、【今起きている問題点】の再発防止のために急がれます。今後、住宅ローンを利用される方々にとって大きな安心になると思われます。民主党が検討、議論している過程も見せてください。モラトリアム法案時のようなスピード感でお願いしたいところです。
もっとスピードを!!