平成20年11月10日(米国発サブプライムローン問題で世界中に激震が走っている真っ最中)にインターネットの日経四紙検索窓に<不動産>と入れてクリックすると、以下のような見出しが出てきました。
- 住宅分譲用地、購入を凍結、積水は戸建で、大和、マンションーー市場低迷長引き
- オバマ政権始動(3)金融安定化策 ー 借り手保護など焦点
- 不動産5社の今期経常、三井不除く4社が減益、マンション分譲など不振
- REIT、世界時価総額7割減、昨年5月のピーク時比、10月に25兆円消失
ざっと、このような見出しが躍っている非常時です。
平常時と非常時に分けて、『不動産の換金性』の視点で検討してみます。
世の中は今後も、平常時と非常時を繰り返します、不動産の価値観も一定では有り得ません。不動産価値の過去を知り、先を読み、その時々に合わせた対処をして、『換金性の高さを維持し続ける』努力が安心につながります。
「私の不動産は、すぐにでも買い手が付く状態にできている」と思えている不動産所有者であってください。
100件、200件と売買をして初めてわかることがあるのが不動産売買です。
『不動産所有者の安心』とは、 経験豊かな『右腕』(水戸黄門の助さん格さん) を持つ事ですと断言できます。
平常時、非常時どちらにも所有者が共通して考えておくべき事
- 所有不動産の『換金性』に注意を払い続ける。
- 維持管理状態を良好に時代に合うように保ち続ける(もし貸そうとした時、売ろうとした時の競争力)
- 問題点を解消し続ける(境界の不明確さ、越境等)
- ご自分の全資産の所有割合のバランスを適正にし続ける
- 右腕の確保と維持継続
- 一声掛けたら、『データを示して説明』に来てくれる一人のプロを持っておく
- 講演するような先生のことではなく、『すぐやる、気持ちよくやる、できるまでやる』姿勢で行動し1.を手足となって実現してくれる営業担当者です。
非常時
- 非常事態になってしまってからでは、打てる手はほとんどないし、遅いということです。平常時に上記のような手を打ち続けた所有者だけが、非常時にも安心できているということです。
- それが出来ていない方は、今、以下のような行動を始めてみてはどうでしょう。
第1段階
複数社(3~5社)に相談依頼、調査依頼、査定依頼等を一斉に始める。
第2段階
- 報告時データの質と量
- 担当者の説明力と相性
を基準に比較して自分の右腕を決める。
第3段階
決めた右腕に継続的な維持管理等の相談が出来る体制作りを完了して安心感を得る。
かかりつけのお医者さんのような右腕を持っている不動産所有者様は非常時でもいつもゆったりなんとなく安心されています。