任意売却と競売の違いとは

競売 とは


債権者(お金を貸している人)が裁判を通じて、債務者(お金を借りている人)の財産(不動産)を競りにかけて、最高価格の申し出人に対して売却し、その売却代金によって、債務の弁済を受けるという制度のことです。(不動産用語集より)


任意売却 とは


競売のように裁判所が強制的に売却を行うのではなく、所有者の自由意志で売却をすることです。


それぞれの具体的な流れを書いてみます。


<任意売却>


支払いが苦しいと判断し始めた時
    ↓
不動産売買仲介会社(当社を含む)へ先ず相談
    ↓
(売らなくても、ローンの借り換えで、乗り切ることができる場合さえあります、放っておくとこのタイミングを逃します)
    ↓
● 任意売却の場合の価格査定(競売価格より相当上になることが大半)
    ↓
● 支払い中金融機関へ、営業担当者と一緒に 挨拶、相談(2回目以降は担当者だけで出来る)
    ↓
(相談内容)
    ↓
:差押さえをしないお願いをする。
    ↓
:任意売却完了後の残債の有無の予測と、お客様にとってより良くなる協議。
    ↓
※ このように 事前に相談する姿勢と、一定の期間内に売却も可能と、相手様が感じられたら、差押さえも待ってくださることが多いのです。
    ↓
普通の売却開始
    ↓ 
   完了 


<競売>


相手先に挨拶も相談もせず、複数回(金融機関によって違いあり)延滞。
    ↓
差押さえ登記(有無を言わさず)
    ↓
競売開始(落札されると、立ち退きとなる。)
    ↓
残債にも責任が残る

筆者の独り言

任意売却(普通の売却)で1000万円の不動産価格が、競売の場合、一例ですが約40%~70%程度となります。その上、残債は支払い続けなくてはなりません。
もし万一、残念ですが、このような立場になってしまわれた時に重要なことは 、

「できるだけ早い段階で、チョッとした勇気を振り絞って」
相談を開始する事だと思います。

私の経験でも、相談開始が早かった人ほど、いい結果になっています

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