同じような理由で、どうすれば良いか困っている方に、実例を記してみます。関係者様の秘密保持への配慮のために、詳細ではなく、概略になることをご了承ください。
売却理由
- 所有マンションを空き家にしたまま転勤した。
- 転勤期間が長くなる可能性が高くなった。
ご依頼の経緯と形態
インターネットで複数社に同時に査定依頼され、結果として当社に専属専任媒介契約でお任せいただけました。
比較検討ポイント
住宅ローンを支払いながら、家賃を頂いて人に貸す方法と、売却して住宅ローンを一括返済する方法のどちらが良いのか?を比較決断できる納得のいくデータと考え方の説明。
【経過】
まず、通常の現地調査の上での査定報告書と、3年前購入時より価格が下がっていたため、下記の 3通りを報告書にまとめてご報告 し、ご本人家族と、ご実家と、担当者とで協議の結果、2.の方法を決定され、営業を開始しました。
- 住宅ローンを支払い続けて、貸した場合の収支計算と、将来計画
- 現状の売れるであろう価格とローン残債と補填資金の調達額と調達方法の検討
- 3年先に売却した時の上記2の方法の予測
持ち出し金額を出来るだけ小さくするため、査定価格より上の上限予想価格で販売を開始しました。
【結果】
媒介契約締結日から35日目に査定価格より少し上で成約となり、計画の範囲内で完了できました。
こういうケースは、先ず、今の不足額と1年後、2年後、3年後のそれがどういう理由でいくらになるかを正しく知って、今を自分で納得して判断することが重要だと思います。
ご相談の初期段階から、ご実家も交えて風通しの良い協議をされたのが印象的でした。その結果として、売主様との協議どうりに比較的スムーズに進んだと感じています。