不動産鑑定評価において、対象不動産が将来生み出すであろうと期待される収益をベースとして対象不動産の価格を求める手法の事。(不動産研究所 不動産用語集)
【不動産所有者の安心感】
貸そうと思った時にすぐ借り手が付き、売ろうと思った時にすぐ買い手が付く
という事だと思います。
今からの時代、こうあるために、『収益還元法で求めた収益価格』の考え方が大切です。
バブル崩壊以前
- 価値観:『所有』してさえいれば、どこでも、どんなものでも価値が上昇した
- 査定手法:取引事例比較法が主流だった
バブル崩壊以後
- 価値観:『所有』には意味はなく『利用』にこそ意味があるに変わった
- 査定手法:収益還元法を考え合わせる時代になった
『利用』とは収益を生むということです。
純収益÷利回り=収益価格
(純収益=総収益-維持管理に要する費用)
- 銀行預金利回り等と比較して十分な優位性がある収益
- 金不安時代における自衛手段としての安定性がある収益
『借入』と『収益』のバランスが重要です。
よりいい立地に、より収益性が高い不動産を持つ工夫が重要です。
収益利回り』を上げる努力と、(適正家賃調査、設備仕様改善検討、募集形態改善検討)借り入れを限りなく0に近づける工夫が必要です。今後ますます供給過多になる時代背景ですので、バランス無視での不動産所有は『危険がいっぱい』です。危険回避のためには右腕作りが有効です。