過去と現在の概略を知ってご自分の将来予測です。
1990年まで
- 不動産価格は右肩上がり。
- 草を生やしていても、持ってさえいれば良い状況だった。(不動産神話)
- 買い替えが気軽にできていた。
1990年(バブルピーク)
- 不動産融資に対する融資規制(資金を貸さない)
- 国土法強化(売買価格に統制を加えた)
- 譲渡所得税増税(売却益を少なくした)
- 国策により劇的に不動産価格が下がった(バブル崩壊)
2008年(現在)
- 不動産価格が劇的に下がった結果、全産業が不況になってしまった。
- 地方の売買価格はいまだに下げ止まらない。
- 不動産ごとの価格格差が大きくなっている。(需要が少ないため)
将来
- 供給増(少子化、農地の宅地化等は空家の増加要因)
- 需要減(人口2004年をピークに減少、世帯数2015年ごろから減少)
- 現状では値段が上がる要因が見つからない。
- 同一地域内でも価格格差がより大きくなる可能性が強い。
不動産所有者の今後の留意点
- 価値観を「所有していればよい」から「利用することに意義がある」へ変える。
- いざという時の為に自分の不動産の競争力を上げる努力をし続ける。(格差対策としての選択と集中と維持管理)
売ろうとした時にすぐ買い手が付き、貸そうとした時にすぐ借り手が付く、そういう不動産にしておく工夫があるはずです。ご自分の右腕に相談です。