結論から言いますと、本格調査(査定)をした上での事実と、お客様のご希望の乖離の程度を検討した結果によると思います。
売り始める時の価格設定を間違わない事が一番重要です。バブルが崩壊し「土地神話」が崩れて、約17年です。バブル以前と後で価格算出の根拠が変化しました。
A.バブルまで
土地は、所有してさえいれば、雑草を生やしたままでも、時間の経過と共に価格が上昇した。
【取引事例比較法】
実際にあった取引不動産と諸条件を比較して算出。
B.バブル崩壊以降
すでに約17年、下がり続けている通り、所有している事に意味は薄く、利用出来る事に価値がある。
【収益還元法】
当該不動産を利用して、どのくらいの利益をあげる事が可能か?利回りで価格算出。
特に広島市中心部ほど、収益還元法算出価格での成約が多くなってきているようです。
税務署が毎年7月に発表する路線価も、最近は実勢価格との乖離が小さい状勢(地域で差異があります)なので、目安の一つになるでしょう。
相談の早い段階で「根拠を示してする価格の提示(査定)」を見る。高い安いだけでなく、使用データの信頼性、説明能力、を比較基準にしたほうがよりよいでしょうネ。(営業マンのカンだけでは危険です。)
価格は「高く出してくれた」より「適正を感じた」を大切に!それには、簡易査定、スピード査定ではなく、本格現地査定が前提です。