まず、[各種不動産に共通する注意点を考えておきましょう]
①買主様は決済引渡し以降、ご自分が利用し続けます。
- 売主様しか知らない、物件に関すること、近隣に関することは、営業担当者に、出きるだけ早い段階で伝えておく注意が大切です。
- それを説明力のある営業担当者が、買主様に伝えて、了解の上で、購入決定してもらえば、安心できる売買契約になります。
※最近も相談が多いのが、【売主の瑕疵担保責任】の問題です。ポイントはこの部分です。
事前に全てを説明して納得の上で購入してもらうと、説明できた事案に関しては隠れた瑕疵ではなくなります。
②販売価格の設定も①の内容を反映した設定が出来ていれば、買主様は納得されるのです。
③その他【根拠を示した査定報告】を経た上で、その場合の手取り額までを掴んでから、売却に入りましょう。
【マンションで特別に注意する点は】
・共有不動産であるため、管理規約、最近の管理組合総会決定事項、修繕積立金、管理費等を買主様は注意深く確認されます。(説明は営業担当者が行います)
【土地、一戸建住宅で特別に注意する点は】
・隣接地との境界明示(境界ポイントが1箇所でもない場合、土地家屋調査士さんに発注した上での作業が必要です)
・越境の有無(もしある時は、修理するか当事者間の覚書締結のどちらかの作業が必要です)
不動産売買仲介業の営業担当者には【双方にわかりやすく説明する力】と【双方が安心できる約束を書類にする力】が求められています。我々はそれを重要と考え日々鍛えています。