結論から言うと、住宅ローン支払い中で残債がある時点でも 売却はできます 。2通りあります。
【ア】買主様から頂く売却代金の中から借入先へ返済する方法
【イ】自己資金で先に完済しておく方法
[ア]を詳述しておきます。(売主側の作業)
- [ア]の方法で返済する希望を営業担当者に伝える。
- 買主が決まった段階で、下記事項を借入先へ打ち合わせ開始(営業担当者が代行します)
- 決済日
- 決済場所(買主様が融資を受ける金融機関の場合が多い)
- 抵当権同時抹消依頼(売買代金の中から一括返済する事の了解取り付け)
- 返済金額確定
- 決済当日に買主様から頂く残代金(売買代金ー手付金)の中から借入先へ一括返済して、抵当権を抹消するのに必要な書類を頂き、即法務局へ提出(所有権移転登記と一緒に)して取引完了です。
ローン残額が売買価格以内の場合はこの方法で全く問題ありませんが、2008年5月12日 レポート分のように、ローン残債が売買価格より大きくなる場合にはより緻密な相談が必要です。
不動産の売却は皆さんにとって特殊な作業です。わからない部分があって当然です。わからないままで放っておくと心配が募ります。私たちお手伝いさせていただく側が、売主様が知りたいと思っているであろう事項を可能な限り推測して、聞かれる前にお伝えするよう務めていますが、どうぞご遠慮なく質問していただいて、納得して、決断しましょう。