まずは両方のメリット、デメリットを比較してみましょう。
メリット | デメリット | |
①賃貸中のままで売却 | 売主にとっては一番簡単 | 収益還元法による価格設定を要する事が多くなるため、現状が低家賃の場合、売却可能価格が安くなる(適正家賃にし続けておく事が重要) |
②空家になってから売却 | ・取引事例比較法での価格設定が通ると ①より売却可能価格が高くなる可能性が高い。 ・買主様の数が ①より多くなる可能性が高い。 |
・空家になるのを待つ時間を要する
・途中解約をお願いすると、費用が発生する場合が多い |
借りている人にも有形・無形の言い分がありますので日頃の良好な関係を大切にしておく考え方は重要です。これが悪いと不動産の価値を大幅に下げる事にもなってしまいます。
不動産運用は「時間の概念」と「相談できる右腕」が良薬です。運用には有利、不利を含めて何通りもの方法があります。「数通りの方法を数字入りで提示してもらい、自分が決定する」のが一番です。それを可能にするのが右腕の存在です。運用や転換には相手がある為に「時間」を要する事が多いのが現実です。株式運用と比べて弱い部分ですね。